支援につながるには?

発達ゆっくり

療育をうけるために必要な手続き

まめらん
まめらん

療育を受けたい!でも何から始めたらいいのかな?

療育を受けるためには、いくつかの手続きを踏む必要があります。
手続きの流れは、ざっくりとこのような感じで進めます。

相談窓口に問い合わせる

まずは公的な機関に相談をします。

主な受付先

①市区町村の福祉課 
 利用できる施設のリストなど情報を得たり、療育を受けるために必要な手続きができます。

②保健センター
 発達相談の窓口があり発達の相談や療育について専門の職員が対応してくれます。

③地域の発達支援センター
 発達の困りごとに対応するための施設なのでより専門的な相談ができます。
 発達の評価、診断ができ、療育を行っている施設もあります。
 ※地域によって違いあり

①療育が必要と決まったら、手続きの確認の問い合わせをします。
 地域によって療育を受けられる要件が違うことがあります。
 療育先や発達の診断ができる医療機関、相談支援事業所のリストを貰っておきましょう。

まだ療育が必要なのかわからない、迷っている場合の相談先は、②か③がおすすめです。
まずはお子さんの話をたくさん聞いて貰いましょう。

②保健センターは検診などでもお世話になる身近な施設ですね。
 発達相談の日や相談窓口などもあり相談しやすい環境があります。

③発達支援センター、こども支援センター
 子どもの発達支援を目的とした施設なので心理士、言語聴覚士、作業療法士など専門職が
 在籍している施設もあります。
 医師が在籍していて診断ができる大きい施設もあるようですが地域差が大きいのが難点です。
 混みあっていて予約に数か月かかることもあるので早めに電話をしてみましょう。

一例として

所沢市 こども支援センター

発達支援エリア 『マーガレット』│所沢市こども支援センター
「所沢市こどもと福祉の未来館」の2階に、地域の子育てを支援する拠点として「所沢市こども支援センター」がオープンいたしまし...

こちらは医師は在籍していませんが、言語聴覚士、作業療法士、心理士が在籍。
療育も受けられる施設です。

まめらん
まめらん

なんで所沢? まめらんが行ったことのある施設だからです!
相談に乗ってもらいました。

医師の診断

療育を受けるには受給者証というものが必要です。

発行するためには医師の診断、または意見書(自治体によって違うので要確認)をもらう必要があります。療育が必要な子ですよ、と証明してもらうわけです。

しかし、簡単に医師の診断と言われてもどんなお医者さんを当たればいいのかという問題が出てきます。
発達のことに詳しい小児科の先生または児童精神科の受診が必要です。

まめらん
まめらん

お医者さん探しが結構な難題…

このあたりの良い情報を相談先の担当さんが持っていればラッキーですが、基本的に自力で探す必要があります。

方法として
・市役所、保健センターや発達支援センターに対応できる医療機関について問い合わせてみる。
 発達支援センターに医師がいればスムーズに進む可能性は高いです。

・かかりつけの小児科に発達に関する意見書をお願いできるか相談してみる。
 ※市役所に必要書類が診断書か、意見書でもOKか要確認

他に、保健師さんに一筆書いてもらうことで受給者証を発行することができる地域もあります。
一年間お試し期間として療育が受けられます。
自分が住んでいる地域の担当保健師さんに相談してみましょう。

相談支援事業所へ連絡

医師の診断書が取れたら相談支援事業所へ連絡します。
事業所は検索で探すこともできますが市役所にリストがあるはずなので問い合わせてみましょう。

ここでは利用できる療育施設の紹介、見学の手配、受給者証の発行に必要な個別支援計画書の作成をしてもらえます。

個別支援計画とは
個別に合わせた支援内容を決め、療育の目標を定めるものです。
目標達成に向けての具体的な方法や支援内容が決まります。

療育先の見学は個人でもできますが、相談所を通すことで各自にあった施設を教えてもらえたり、見学時のスケジュール調整もお任せなのでスムーズです。

まめらん
まめらん

療育先が決まれば受給者証の発行手続きをして、
施設と契約という流れになります!
これでようやく療育スタート!

最後に

療育の開始には少し時間がかかることもありますが、地域ごとにサポート体制が整っているので、まずは地域の窓口で相談し、手続きを進めることが大切です。

相談の際は、「発達の遅れで悩んでいる」「療育について知りたい」とはっきり伝えてみましょう。
発達に詳しい人につないでもらうことで最初の1歩が踏み出せるはずです。

療育は一度きりのものではなく、長期的なサポートが求められる場合もあります。
焦らず、お子さんに合った支援を探しましょう。

人口が多い自治体の場合、療育が混みあっていて実際に参加できるのが先になることがあるかもしれません。
その場合はおうち療育や民間の療育という手もあります。
年度の変わり目に空きが出ることが多いのですから焦らずいきましょう。

まめらん
まめらん

ちなみにうちは最初は民間の療育から始めました。

コメント